
速水御舟 『赤絵の鉢にトマト』 大正10年作
明治27年-昭和10年 東京生まれ
大正から昭和にかけての、若き日本画家たちのリーダー的存在であった。それまでの日本画にはなかった精密描写による厳密な写実主義で、数多くの力作、名作を遺した。
40歳の若さで急逝する。そのあまりに早い死は、近代日本画壇にとって非常に大きな損失であった。

北川民次 『ランチェロの唄』 昭和13年作 東京国立近代美術館所蔵
明治27年-平成元年 静岡県生まれ
早稲田大学を中退し、アメリカへ渡り、ニューヨークで絵画の基礎を身につけた。その後、メキシコへ移り、この地で画家としての本格的な活動を始める。野外美術学校の校長をつとめるなど、児童の美術教育に当たった。帰国後は、メキシコ的な題材をダイナミックな構成で描き、日本での画家としての地位を築いていった。