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◆◆  アート トレンディー Art Trendy.net  No83◆◆

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2006.10.16

 

目次

1.《絵画市場の基礎知識! 》 第7話・美術品の種類(1)

2.《日経ビジネス“杉江隆の美術散歩”》

3.《Art Trendy.net》

4.《Art Trendy カフェ》

5.《アートログ》

6.《メルマガ・バックナンバー》

 

■《絵画市場の基礎知識!》第7話・美術品の種類(1)

 

美術品はどのような種類に分けられるのでしょうか?

まず大きく分けると“海外の美術品”と“国内の美術品”

に二分することができます。

ここでは主に“国内の美術品”について語っていますので

日本の近代美術を中心とした話を進めていくことにします。

 

「美術年鑑」などではA:絵画、B:彫刻、C:工芸、D:書の

四つのジャンルに大別しています。

市場規模の割合は絵画で60% 、陶磁器、彫刻、書を合わせて

40%ではないでしょうか。

 

次にそれぞれのジャンルについて、説明したいと思います。

 

A:絵画

絵画の中身を区別していくと日本画、洋画があります。

まず日本画とは文字通りに、“日本の絵画”と言う意味

ですが、日本画と洋画に区別して言葉が使われるように

なったのはここ100年余りのことです。

 

江戸時代にはオランダ渡来という「蘭画」と称していた

ヨーロッパからの絵画を、明治になってからは

西洋の絵画という意味で「西洋画」、さらに縮めて

「洋画」と呼ぶようになりました。

 

それに対して、日本の従来からの伝統絵画である狩野派、

土佐派、円山派、四条派などを「日本画」いう言葉で

総称するようになったのです。

 

また「洋画」には“西洋渡来の絵画”という意味と日本人

によって描かれた“西洋風絵画”という2つの意味合いが

あります。

 

現在の日本美術市場においては前者を「ヨーロッパ絵画」

とか「「アメリカ絵画」と呼び、後者の日本人作家が

描いた油絵を「洋画」と呼んでいるのが一般的です。

 

それでは日本人作家が描いた「日本画」と「洋画」の違いは

何かというと、それは単に画材として何を使用したかという

ことで区別をしています。

 

日本画は主に紙か絹を画面として使用し、絵具には墨の他に

動植物から採取した色素を顔料とする絵具や、岩石を粉末に

した水に溶けない「岩絵具」などを使用しています。

そして、絵具の接着剤としては膠が使わています。

 

一方「洋画」は、キャンバスやボードなどを画面として使い、

顔料としては土や鉱物などから作られる顔料、あるいは

石油化学合成技術により作り出された顔料を使用しています。

そして、絵具の接着剤として乾性油を使っています。

アラビアゴムの水溶液を顔料に混ぜ合せると「水彩絵具」、

また卵の黄身や白身と顔料を混ぜ合せれば「テンペラ」絵具に

なります。

                 ー次号に続くー

 

 

■《日経ビジネス“杉江隆の美術散歩”のお知らせ》

“杉江隆の美術散歩”が日経ビジネスオンラインで連載される

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