◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ アート トレンディー Art Trendy.net No82◆◆
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2006.9.25
目次
1.《絵画市場の基礎知識! 》 第6話・鑑定
2.《日経ビジネス“杉江隆の美術散歩”》
3.《Art Trendy.net》
4.《Art Trendy カフェ》
5.《アートログ》
6.《メルマガ・バックナンバー》
■《絵画市場の基礎知識!》 第6話・鑑定
前号では現在の鑑定の実態についてお話を致しました。
今回は作品の購入や売却の際に、作品の鑑定をどのように
進めたらいいのかをケース別に説明したいと思います。
●『現存作家の場合』
Ex.) 高山辰夫先生の作品
(明治45年、大分県生まれ、日本画家、文化勲章、日展顧問)
高山辰夫先生は現在も元気に活躍をされていますので、
もし知り合いに美術商がいればその方にお願いして
高山先生に鑑定していただくことをお勧めします。
いない場合には直接に先生に連絡をとって鑑定をお願い
することになります。
そして作品を高山先生に見ていただけば真贋の結論は
すぐに出ることになります。
●『鑑定人のいる物故作家の場合』
Ex.)奥村土牛先生の作品
(平成2年、101歳にて没、東京都生まれ、日本画家、文化勲章)
現在、土牛先生の鑑定機関は東京美術倶楽部鑑定委員会です。
まずは東京・御成門にある同委員会に電話をして確認をした
後、作品を直接持ち込むことになります。
日本画の鑑定は毎月9日に行なわれますので、前もって作品を
預け、鑑定結果は翌10日には知ることができます。
費用は鑑定料3万円、真筆であれば鑑定証代金3万円が加算され、
計6万円となります。
東京美術倶楽部は港区の芝御成門、日本赤十字社の通りを
挟んだ真向かいにあります。
●『鑑定人のいない物故作家の場合』
Ex.)与謝蕪村先生の作品
(天明3年、1843年、68歳にて没、国宝「十便十宜帖」)
現在、蕪村先生の鑑定家はいませんので、作品の真贋を結論
づけることはできないのが実情です。
あくまでも顧客と美術商との信頼関係での取引となります。
信用と実績のある業者とのお付き合いをお勧め致します。
このように私達美術商が何よりも心がけて注意を払って
いることは、真贋の問題に尽きます。
売買価格の高い安いに関しては社会情勢や仕入れ状況に
よって変化がありますので、コレクターの希望に沿えない
こともあります。
しかし万が一にも贋作を販売した場合には、顧客との間に
長年培ってき信用を一瞬にして失ってしまうのです。
読者の皆さんには、トラブルに巻き込まれないために
しっかりとした鑑定に関する情報を収集すると共に
信頼できる美術商とのお付き合いを是非とも心掛けて
頂きたいと思います。
ー 次号に続く −
■《日経ビジネス“杉江隆の美術散歩”のお知らせ》
“杉江隆の美術散歩”が日経ビジネスオンラインで連載される
ことになりました。下記URLでお読みください。
( http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20060809/107763/ )
■《Art Trendy.net 》のご紹介。
a.2万3千点の市場データの公開。
b.各種別市場分析レポートの公開。
(http://www.art-trendy.net/)
■《Art Trendy カフェ》のご紹介。
日々アートな話題をリアルタイムで楽しめるブログです。
(http://www.art-trendy.net/cafe/index.html)
■《アートログ》のご紹介。
近代日本美術の珠玉の名品を楽しめるブログです。
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