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◆◆◆ アートコンサルティング・ギャラリー杉江 - No62-

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2004.8.16

 

- 目次 -

1.《海山十題!》 

2.《杉江画廊アートログ ご利用方法》

3.《ホームページの内容》

 

今年は酷暑というにふさわしい夏ですが、

皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

お盆休みもそろそろ終わりに近づき、帰省に旅行に

楽しい夏休みの思い出をご家族でつくられたことと

想います。

 

■《海山十題!》

 

現在、東京芸術大学大学美術館で横山大観「海山十題」展が

開催されています。

大観を代表するこの20点の作品は太平洋戦争が始まる前年、

日中戦争が激化する昭和15年に制作されました。

 

その年大観は画業50周年を迎え、また皇紀2600年を記念して

画家として国に報いるための軍用機献納運動の一環として

描いたものです。

当時、大観は72才で半年の間に20点を制作したのですから

大変な大事業だったことと思います。

 

「海に因む十題」が日本橋三越で、「山に因む十題」は

高島屋で陳列され、一幅2万5千円で売約され、総額50万円

(20億円)となったそうです。

そしてその売上金を陸海軍に寄付し、4機の戦闘機を献納し、

大観号と名付けられました。

 

その後太平洋戦争や、戦後の荒廃した時代の中で作品は

流転を繰り返し、内2点が行方不明となってしまいました。

 

ところが一昨年の春、その幻の名画2点が発見されたのです。

『龍踊る』は大観自身が消失したと語り、『海潮四題・秋』

は海外に流失したものとされていたものです。

 

そして今回この2点は紆余曲折の末、島根県安来市にある

足立美術館が購入することとなったのです。

同美術館は大観の作品約130点を所蔵しており、この2点が

加わることによって「海に因む十題」4点、「山に因む十題」

4点の計8点を所蔵する一大コレクションを形成することに

なりました。

 

先日私も芸大美術館に足を運び、一点一点じっくりと名画と

対話をしてまいりました。

どの作品も時代を超えて私達に訴えてくる精神性と緊張感を

痛いほど感じざるを得ませんでした。

その20点の中で特に私が心惹かれたのは「海に因む十題」

では『海潮四題・冬』であり、「山に因む十題」では

『雨霽る』でした。

 

読者の皆さんも同シリーズを一同に鑑賞することができる

またとない機会ですので是非とも堪能していただけたらと

思います。

皆さんはどの作品に一番心を打たれるのでしょうか?

お気に入りの一点を探しながら名画を楽しむのも一興かと

思います。!            杉江 隆拝

 

 

≪芸大美術館 http://www.geidai.ac.jp/museum/  ≫

 

 

■〈杉江画廊アートログ ご利用方法〉

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( アートログ http://www.gallerysugie.com/mtdocs/artlog/ )

 

 

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