◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ アートコンサルティング・ギャラリー杉江 - No52-
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2003.5.23.
- 目次 -
1.《天才アラーキー!》
2.《ホームページの内容》
皆さん如何お過ごしでしょうか。
沖縄地方ではもう梅雨入りとなりました。
東京でもなんとなく初夏の陽気の日が多くなり、季節の移ろいを
感じるこの頃です。
■《天才アラーキー!》
現在、東京都写真美術館(恵比寿ガーデンプレイス内)にて
「荒木経惟・花人生展」が開催されています。
約300点の花写真と花絵が展示されており、何必館・京都現代美術館が
所蔵している作品群です。
日本を代表する写真家の一人、アラーキーこと荒木経惟は約30年間に
わたり「花」をテーマに撮り続けています。
「花」シリーズは1967年に少年時代の遊び場であった三ノ輪の浄閑寺
の彼岸花を撮ったのが原点だそうです。
満開の美しさだけではなく、清純から腐爛にさしかかる花の美しさ、
そして生から死に向かっていく姿に人生のエロスとタナトスを無償に
感じたとのことです。
面白いことは、アラーキーが撮る花は自然の花ではなくて、全てが
「切花」だということです。
どの花も切られて、一度、仮死状態になったのを生けてもう一度
よみがえったものを撮るのだそうです。
何故かと言えば、自然は余りにも畏れ多く、写真というものは自然
そのものには必ず負けてしまうと彼自身が感じているからとの事です。
また自然への畏敬の念を持つ反面に「色情花」というシリーズでは
花を撮っているうちに色をつけたくなってしまい、花弁にアクリル絵具
を塗ってしまうという多形な表現をしていますが、とても不思議な感覚
の作品です。
そして会場出口付近ではオリジナルポラロイド一枚が組み込まれた
サイン入り限定1500部の写真集が販売されています。
私もオリジナルのポラロイド写真を選びながら一冊求めました。
価格は3万円ですが、お値段的には絶対に価値があると思いますよ。
満開を過ぎ朽ち始めながらも咲き乱れようとする“淫靡な美しさ”と
限られた生を色鮮やかに燃えて咲き誇る花の“鮮烈な官能”にまるで
“女性”を感じざるを得ませんでした。 杉江 隆拝
≪東京都写真美術館 http://www.tokyo-photo-museum.or.jp/ ≫
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